催眠術にかかりやすい人の特徴

催眠基礎知識

今回はどんな人が催眠術にかかりやすいのかについてお話したいと思います

催眠術にかかりやすい人の定義

施術の前や後に

  • 催眠術にかかりやすい人っているの?
  • 自分は催眠術にかかりやすい?

と聞かれることがありますが、この「かかりやすい」には2つの意味があるようです。

どういうことかと言うと

  • 簡単に催眠にかかってしまう人なのか否か
  • 深い催眠状態に入れる人か否か

どうやらこの2つの意味で聞かれるているようです。

多くの方は簡単にという意味で言われているようですが、詳しく聞いてみると後者の深い催眠に入れる人かどうかという意味で言ってることもあります。

この2つは似ているようで少し違うので、まずは単純に「簡単に催眠に掛かる人」をかかりやすい人と定義してかかりやす人の傾向を解説します。

続いて「深い催眠に入れる人」はどういう人かについても解説します。

簡単に催眠術にかかってしまう人

旧ブログの『催眠でもっと気持ちよく』では催眠にかかりやすい人の傾向として

  • 集中力がある
  • まじめな人
  • 想像力が豊か
  • 好奇心が強い
  • 素直
  • 現実感のある夢を見る人

このような傾向を上げています。

この中でも簡単にかかるという意味でかかりやすい人の傾向は

  • 真面目な人
  • 素直な人

この2つです。

真面目な人は催眠術にかかりやすい

真面目な人が催眠にかかりやすいというのは、催眠誘導の初期段階では催眠術師が被験者に何かをしてくれと要求することが多いことに関係します。

例えば

ゆったりとしたペースで深呼吸をしてください

とか

ライターの炎をじっと見つめてください

なんて具合です。

真面目な人というのはこれらのことを真剣にやってくれるので、催眠状態に早く入れるわけです。

素直な人は催眠術にかかりやすい

真面目な人と似ていますが、素直な人も施術の初期段階の指示に素直に従ってくれるので当然早く催眠状態に入ることができます。

これに加えて

手のひらが暖かくなります

などの温感暗示や

腕が重くなります

などの量感暗示も素直に受け取ってくれるので、「暖かくなった気がする!」、「腕が重たい!」と感じてしまうので催眠状態に早く入ってしまう傾向があります。

ある程度調整が効く

私は不真面目だし素直じゃないから催眠にかかりにくいかも、と思ってしまった人がいるかもしれないので補足します。

普段は不真面目でも催眠の施術のときだけ真面目にやってもらえればかかることができます。

疑り深い人は「あまり深く考えずそんなものかなという感じで聞き流す」ことで催眠状態に入ることができます。

催眠術にはいろいろなかけ方があるので、できる催眠術師であればその人にあった施術法を取ってくれます。自分で書いていおいてなんですが、ここに書いてあったことに当たらないからと言って「かかりにくいかも…」などと考えず催眠術士に任せてもらえば大丈夫ですよ。

深い催眠に入れる人の傾向

深い催眠状態に入れる人は

  • 集中力がある
  • 想像力が豊か

この2点を持ち合わせている人が多いようです。

集中は催眠を深める

催眠状態(変性意識状態)は一種の集中状態です。

催眠ではありませんが、勉強や読書などに集中して時間感覚がなくなってしまうのも一種の変性意識状態ですし、スポーツ観戦などで感情移入しすぎて興奮状態に陥ってしまうのも変性意識状態です。

催眠術は変性意識状態へ誘導する技術ですから、被験者が熱中しやすい人であればあるほど深い変性意識状態へ誘導することができます。

また、催眠は解除しなくても放って置けば自然と解けてしまいますが、集中が持続する人ほど長く催眠状態が続く傾向もあります。

まともな催眠術師であればきちんと解除して終わります

想像力は催眠状態を深める助けになる

ここで言う想像力とは頭の中でイメージする力のことです。イメージする力が強いと深い催眠状態へ入りやすいのか解説します。

これは催眠誘導の初期段階では観念運動を利用することと関係があります。

観念運動とは例えば、

振り子を手に持ってもらって頭の中で揺れているところをイメージしてもらうと、意識して手を動かさなくても勝手に手が動いてしまい振り子が揺れ始めます。

このように、頭の中でイメージしていることに体が反応してしまって勝手に運動し始めることを観念運動といいます。

糸と5円玉を用意してやってみてください!本当に動きますよ

想像力が豊かな人ほどこの観念運動が起こりやすいので、催眠術師が言う「腕が固まる」であるとか「まぶたが開かなくなる」などの暗示に反応しやすいのです。

深化(催眠を深めること)をする過程でも様々な暗示を使いますが、想像力が豊かな人には使える暗示が多いのでより深く誘導することができるというわけです。

イメージと肉体は繋がっている!

実際は施術してみるまでわからない

長々と説明してきましたが、これまであげてきたことはあくまで傾向です。

私は統計をとっていませんが、長年の経験からこういう人はかかりやすかったよというだけの話です。

なんかそわそわしてるし落ち着きがないからこの人かからないかもなと思った人でも、あっさりと深い催眠状態に誘導できた人もいました。

逆に、いろいろ話を伺ってこの人なら絶対かかるだろうと挑んだのに、全くかからない人もいました。

施術してみるまではわからないというのが本音です!

先程もちらっと書きましたが、自分はかからないかもと思った方でも掛かる可能性は十分あるので、自分はかかりやすいとか、かかりにくいかもしれないなどは考えず、一度施術してもらうことをおすすめします。

当ブログではLINE、スカイプ、カカオの音声通話によるお試しの施術も受け付けています。お会いする前にかかるかどうか試せるので催眠術ご依頼フォームよりお気軽にお申し付けください。

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