今回は催眠術ってそもそも何なの?というあたりを説明したいと思います
催眠術は技術
古くは「手かざし法」という治療行為から派生したもので…、と催眠の歴史から解説もできますがそのあたりはwikiでも見てもらえば載っていることなので、ここではすっ飛ばして解説します。
催眠術は変性意識状態へ誘導する技術
催眠術とは単純にいってしまえば
たったこれだけのことです。
よく催眠術はスピリチュアルや超能力などのオカルティックな特殊能力と同列に考えている方がいますが、催眠術を習得するのに特殊な能力は一切必要ありません。
単なる技術なので誰にでも習得可能です。
変性意識状態とは
変性意識状態へ誘導する技術だけではさすがに不親切なのでもうちょっと解説します。
変性意識状態はトランスや催眠状態と呼ばれることもありますが、平たく言うと深層意識が活性化した状態のことを指します。
通常人は顕在意識が活性化した状態で生活しています。もちろん深層意識も活動していますが、顕在意識が活発だと深層意識に言葉はなかなか伝わりません。
イメージとしてはこんな感じです
そこで顕在意識の活動を弱め深層意識を活発化させてやることで、深層意識に言葉が通りやすくするのです。
この深層意識に言葉が伝わりやすくなる状態のことを変性意識状態と呼び、催眠術はこの状態まで誘導する技術のことです。
深層意識に話しかける
顕在意識と深層意識ははっきりと境目があるわけではありませんが、深層という文字が表す通り奥の方にある意識とイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
顕在意識は日常生活で必要な常識などに支配されているので融通がききませんが、深層意識は本能を司る原始的な意識なのでその分単純です。
例えば「この消しゴムは持ち上がらないくらい重いですよ」と言われても、顕在意識が活発な状態では「消しゴムが重いわけがない」と言う常識が働き重く感じません。しかし深層意識が活性化していると「この消しゴムは重いんだ!」と単純に受け取ってしまうために実際に持ち上がらなくなってしまうのです。
これが催眠術にかかると、被験者(催眠をかけられる人)が暗示にかかりやすくなり様々な体験をしてしまう原理です。
まとめ
催眠術は変性意識状態へ誘導する技術で、変性意識状態になると深層意識に話しかけやすくなるため暗示にかかりやすくなると言うのはご理解いただけたでしょうか?
催眠術とは簡単に言ってしまえばこれだったこれだけのことです。
催眠術を魔法とか超能力の一種と考えてオカルトだと思っていた方の誤解が解けていれば幸いです。
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